2017/12/26

佐佐木千繪《LOVE台南》發表座談會 in 洞蕎麥




 イラストレーター佐々木千絵さんの超力作イラストブック『LOVE台南』(祥伝社)の出版記念トークイベントを洞蕎麥で開催、友人や常連さんなど、2回合計で45名の方にご参加いただきました。
 佐々木さんが初めて台湾に来たのは20年前。台北でおいしい店を探していて、長い行列の出来ている店に並んでみたら実はミスタードーナツだったり、吉野家だったり。日本とそんなに変わらないな、という印象でした。ところが10年前、当時妊娠7ヶ月の佐々木さんが旦那さん、当時2歳の娘さんといっしょにあらためて台湾を旅したとき、たくさんの人たち、特にご年配の方々の親切さに触れ、また夜遅くでも子ども達が親に連れられて出歩いていたりするのを見て日本よりずっと大らかだと感じ、それからはほぼ毎年台湾を旅するように。2014年には『子連れ台北』(書肆侃侃房)を出版。私も同じ年に同じ出版社から『台湾環島 南風のスケッチ』を出していただいた御縁で知り合い、下北沢の書店「B&B」や台南の民宿「屎溝墘客廳」などで合同出版記念イベントを開かせてもらったりもしました。
 佐々木さんが台南で特に好きな点は5つ。街並、人々、Open工房、食べ物、日本人。台南には生活感あふれる細い路地がたくさんあり、古民家や盆栽や地元の人々などを観察しながら散歩するのが大好き。何かに興味をひかれたらすぐにスケッチ。帆布のかばんや紙工芸、刺繍、映画の手描き看板、バケツなど、その道何十年の職人さんが作品製作にいそしんでいる様子も路上で見ることができます。
 食べ物で注目しているのは鱔魚意麺(タウナギ麺)。日本では嫌われているタウナギが実はすごく美味しい事を知り、また意麺という台湾の麺が子供のときから食べているチキンラーメンに似ていると感じていたら、実は発明者の安藤百福氏が台南で少年時代を過ごしていた事を知って二度びっくり。本の中ではまた日本統治期に台南に貢献した八田與一氏や羽鳥又男氏などについても紹介されています。
 私が今回イベントのために取り寄せた70冊は即完売。佐々木さんは会場で本を購入してくれた方全員に可愛い似顔絵を描いてくれました。前日に開かれた台日友好交流協会の出版記念茶会でも70冊に似顔絵入りサインをし、また一冊に二人、三人と書く場合もあるので、この二日間でゆうに200人以上の似顔絵を描いたことになります。本人もかなり鍛えられたと言っていました。
 過去に台湾を旅している間や本をつくる過程で、おおぜいの友人や見知らぬ人からお世話になってきた佐々木さん。たくさんのエピソードを書き入れたこの本が、過去に触れ合ってきた人たちへのささやかな恩返しになったらいいな、という願いも込められています。
 1月19日(金)には東京西荻窪の書店「旅の本屋のまど」にて『LOVE台南』出版記念トークがあります。近隣の皆さん、ぜひご参加ください。


  職業插畫家・佐佐木千繪小姐這個月(2017年12月)在日本出版專門介紹台南的書《LOVE台南》(祥伝社)。256頁都填滿插畫的精心作品。12月25日,洞蕎麥邀請佐佐木小姐舉辦兩場新書發表座談會,總共約45位台灣跟日本的朋友們來參加,藉此再感謝大家!
 佐佐木第一次來台灣旅遊是約20年前,在台北尋找美味的餐廳的時候,看到一條長長的隊列,相信那一家提供的東西一定很好吃,她也就進到隊列裡,後來發現這一家原來是在日本常看到的Mister Donut。還有牛肉蓋飯的吉野家也當時很受歡迎,於是他對台灣的第一印象是「跟日本沒那麼不一樣」,後來如果要去海外旅遊,他會選擇越南、泰國或韓國等國家。但是約10年前,當時懷孕七個月的佐佐木跟先生和兩歲的女兒再來台灣的時候,接觸到很多親切的台灣人,尤其是老人家,他們都被台灣人的熱心很感激,另外她晚上也在夜市等地方常看到家長帶著小孩散步的樣子,覺得對於有小孩的家長來講台灣的生活比較自由。之後直到現在,幾乎每年都有來台灣玩。2014年在日本出版《子連れ台北》(書肆侃侃房),以帶著小孩玩台北為主題。大洞因在同一年在同一家出版社出了一本書《台湾環島 南風のスケッチ》認識佐佐木,那一年在東京下北沢書店B&B及台南著名民宿屎溝墘客廳一起舉辦新書發表活動。
  佐佐木第一次來到台南時覺得這裡跟台北很不一樣,很喜歡,後來每到台灣一定會來台南。她對台南特別有興趣的點是街道的風景、人們、開放式工作室、食物和日本人。非常喜歡走進巷弄裡,一邊觀察老房子、盆栽或在地居民一邊散步,一看到喜歡的東西,馬上就把它畫在筆記本上。她也說在台南的街道上可以看到師傅工作的樣子,讓她很興奮。例如帆布、紙糊、刺繡、電影看板、水桶等等。
  佐佐木也喜歡吃鱔魚意麵,鱔魚在日本是個被討厭的生物,但其實他的肉很有滋味,還有意麵的口感讓他想起從小常常吃的日清雞拉麵,原來發明者安藤百福先生小時候住過台南,意麵可能是日清雞拉麵的源流。在書裡面也有提到八田與一、羽鳥又男等對台南有貢獻卻在日本還很多人不知道的歷史人物們。
  我們事前準備的70本當天都賣光了,佐佐木幫在現場購買書的每一位朋友畫可愛的「似顔絵」(肖像畫)。當天晚上,我很多朋友們的臉書大頭照片都變成佐佐木的似顔絵了。佐佐木前天受台日友好交流協會的邀參加新書發表茶會時也畫了似顔絵70本,有時候一本要畫兩到三個人,可能這兩天畫了超過200個人,她的熱心也真令人佩服!
  佐佐木曾經在旅途上或寫書的過程中,受到許多台灣人的幫忙,她希望這本寫著她與很多朋友們有關故事的書能成為對他們的報恩。
  洞蕎麥以後也售賣《LOVE台南》,有興趣的朋友歡迎來翻一翻。